常滑市議会 > 2022-12-20 >
12月20日-05号

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  1. 常滑市議会 2022-12-20
    12月20日-05号


    取得元: 常滑市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-25
    令和 4年 12月 定例会(第4回)        令和4年第4回常滑市議会定例会会議録議事日程(第5号) 令和4年12月20日(火)午前9時30分 開議第1 議案第54号 令和4年度常滑市一般会計補正予算(第7号)第2 議案第55号 令和4年度常滑市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)第3 議案第56号 令和4年度常滑市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第4 議案第57号 令和4年度常滑市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)第5 議案第58号 令和4年度常滑市常滑駅周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)第6 議案第59号 令和4年度常滑市下水道事業会計補正予算(第1号)第7 議案第60号 令和4年度常滑市水道事業会計補正予算(第1号)第8 議案第61号 令和4年度常滑市モーターボート競走事業会計補正予算(第2号)第9 議案第62号 令和4年度常滑市病院事業会計補正予算(第2号)第10 議案第63号 常滑市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について第11 議案第64号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について第12 議案第65号 常滑市特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について第13 議案第66号 常滑市職員の定年等に関する条例の一部改正について第14 議案第67号 常滑市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について第15 議案第68号 常滑市職員の給与に関する条例の一部改正について第16 議案第69号 常滑市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について第17 議案第70号 地方公務員法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第18 議案第71号 常滑市南陵市民センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について第19 議案第72号 常滑市水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について第20 議案第73号 常滑市モーターボート競走事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について第21 議案第74号 常滑市病院事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について第22 議案第75号 常滑市庁舎整備基金条例の廃止について第23 議案第76号 損害賠償の額を定め和解することについて第24 議案第77号 青海中学校プール改築工事請負契約の変更について第25 議案第78号 南陵中学校グラウンド改修工事請負契約の変更について第26 議案第79号 常滑市中央公民館及び常滑市民文化会館指定管理者の指定について第27 議案第80号 常滑市青海市民センター、常滑市南陵市民センター及び常滑市立図書館指定管理者の指定について第28 議員提出議案第1号 常滑市議会個人情報の保護に関する条例の制定について第29 意見書案第1号 再審法(刑事訴訟法再審規定)改正を求める意見書の提出について第30 議員の派遣について本日の会議に付議された事件 議事日程(第5号)のとおり出席議員(17名)      1番  渡邉十三香      2番  西本真樹      3番  加藤代史子      4番  井上恭子      5番  成田勝之      6番  坂本直幸      7番  伊藤 直      8番  盛田克己      9番  大川秀徳      10番  中村崇春      11番  都築周典      12番  伊奈利信      13番  相羽助宣      14番  伊藤史郎      15番  加藤久豊      16番  川原和敏      17番  稲葉民治欠席議員      なし説明のため出席した者の職氏名 市長             伊藤辰矢 副市長            山田朝夫 教育長            土方宗広 モーターボート競走事業管理者 山口 学 総務部長           庄子 健 企画部長           関 公司 市民生活部長         水野善文 福祉部長           中野旬三 経済部長           亀岡賢一郎 建設部長           宮島基弘 消防長            竹内博司 ボートレース事業局次長    久田篤史 病院事務局長         小羽正昭 教育部長           安藤哲成 防災危機管理監        成田晃久 秘書広報課長         土井孝美 総務課長           磯村慶子 財政課長           近藤修司議会事務局職員の出席者 事務局長           相武宏英 議事課長           都筑奈美 主任             瀬木健太     午前9時30分 開議 △開議の宣告 ○議長(稲葉民治) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。-----------------------------------議事日程の報告 ○議長(稲葉民治) 本日の議事日程は、資料のとおりでございますので、よろしくお願いをいたします。----------------------------------- △議案第54号~議案第80号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(稲葉民治) これより日程に入ります。 日程第1、「議案第54号令和4年度常滑市一般会計補正予算(第7号)」から日程第27、「議案第80号常滑市青海市民センター、常滑市南陵市民センター及び常滑市立図書館指定管理者の指定について」までの計27件を一括議題といたします。 各常任委員会の審査結果の報告を求めます。 まず、予算委員会の審査結果の報告を求めます。委員長相羽助宣議員。     〔予算委員会委員長 相羽助宣登壇〕 ◆予算委員会委員長(相羽助宣) ただいま一括議題となっております議案のうち、当予算委員会に付託となりました議案第54号から議案第62号までの9件について、審査結果をご報告申し上げます。 去る9日、委員全員出席の下、委員会を開催し、慎重に審査いたしました。 まず議案第54号令和4年度常滑市一般会計補正予算(第7号)については、質疑、答弁の後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第55号令和4年度常滑市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)から議案第58号令和4年度常滑市常滑駅周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)までの計4件については、質疑、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第59号令和4年度常滑市下水道事業会計補正予算(第1号)については、質疑、答弁の後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第60号令和4年度常滑市水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第61号令和4年度常滑市モーターボート競走事業会計補正予算(第2号)の2件については、質疑、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第62号令和4年度常滑市病院事業会計補正予算(第2号)については、質疑、答弁の後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 以上、予算委員会に付託されました9議案についての審査結果のご報告といたします。     〔降壇〕 ○議長(稲葉民治) 報告は終わりました。 報告に対する質疑を許します。     (「ありません」の声あり) ○議長(稲葉民治) 質疑を終結いたします。 次に、経済建設委員会の審査結果の報告を求めます。委員長中村崇春議員。     〔経済建設委員会委員長 中村崇春登壇〕 ◆経済建設委員会委員長中村崇春) ただいま一括議題となっております議案のうち、当経済建設委員会に付託となりました議案第72号、議案第73号、議案第76号の計3件の審査結果をご報告申し上げます。 去る13日、委員全員出席の下に委員会を開催し、慎重に審査いたしました。 以下、審査の過程における主な質疑、答弁等を申し上げます。 まず議案第72号常滑市水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について及び議案第73号常滑市モーターボート競走事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例についてでは、質疑、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第76号損害賠償の額を定め和解することについてでは、まず、損害額の見積り金額については、保険会社の査定により算定される。また、のり面の復旧工事については、もたれ式擁壁という工法の工事が行われている旨の質疑、答弁が、次に、市内の危険箇所の把握については、現時点で壊れそうな擁壁は把握していないが、道路パトロールの実施や、地元からの修繕要請があれば早急に対応している旨の質疑、答弁がなされました。 質疑後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 以上、経済建設委員会に付託されました3議案についての審査結果の報告といたします。     〔降壇〕 ○議長(稲葉民治) 報告は終わりました。 報告に対する質疑を許します。     (「ありません」の声あり) ○議長(稲葉民治) 質疑を終結いたします。 次に、文教厚生委員会の審査結果の報告を求めます。委員長盛田克己議員。     〔文教厚生委員会委員長 盛田克己登壇〕 ◆文教厚生委員会委員長盛田克己) ただいま一括議題となっております議案のうち、当文教厚生委員会に付託となりました議案第71号、議案第74号、議案第77号から議案第80号までの計6件について審査結果をご報告申し上げます。 去る14日、委員全員出席の下に委員会を開催し、慎重に審査いたしました。 以下、審査の過程における主な質疑、答弁等を申し上げます。 まず、議案第71号常滑市南陵市民センターの設置及び管理に関する条例の一部改正についてでは、新しいテニスコート一般利用については、学校開放として利用していただくことを想定しており、その場合はグループでの登録が必要である。個人で利用したい場合は、大曽公園テニスコートを案内する旨の質疑、答弁がなされました。 質疑後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第74号常滑市病院事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてでは、定年前再任用短時間勤務職員という表現については、国からの通達でその文言に改められた旨の質疑、答弁がなされました。 質疑後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第77号青海中学校プール改築工事請負契約の変更についてでは、工期の進捗については、12月20日の議決後に資材を発注しても、影響なく令和5年3月末までに完了する旨の質疑、答弁が、次に、変更金額の内容については、材料費のみである旨の質疑、答弁がなされました。 質疑後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第78号南陵中学校グラウンド改修工事請負契約の変更についてでは、発生土搬出先の変更については、工事の契約後の6月に、再度愛知県に搬出の申込みをしたところ、西知多道路建設進捗状況により、予定地への受入れが不可との回答があった旨の質疑、答弁が、次に、発生土搬出先変更による変更金額600万6,000円の詳細については、当初、西知多道路への搬出費用で約600万円、整地費用で約140万円で積算していたが、市内の民間処理地への変更に伴い、搬出費用で約400万円、残土処分費で約950万円かかることから、差引きを行った金額である旨の質疑、答弁が、次に、集水ますの高さ調整については、雨が降った際に土が集水ますに流れ込む恐れがあるため行った旨の質疑、答弁が、次に、駐輪場の設置の再検討については、既存の駐輪場や施設内の空き地を使用してもらうことで対応できるため増設は考えていない旨の質疑、答弁がなされました。 質疑後、契約後に追加で判明したことがあれば、協議会で示してほしい。資料の中で金額の詳細を分かりやすくしてほしい。発生土を改良し、土が販売された分の利益を差引きできるよう交渉の題材にしてほしい旨の要望が出された後、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第78号常滑市中央公民館及び常滑市民文化会館指定管理者の指定についてでは、新型コロナウイルス感染症による利用制限に係る指定管理料の取扱いについては、光熱水費等の支出や利用料金の収入を精査、差引きをして足りない分は補填する旨の質疑、答弁が、次に、指定管理候補者の公募については、市から申請をお願いすることは考えていないが、現地説明会の参加者を募集しており、希望する事業者から申請してもらう旨の質疑、答弁がなされました。 質疑後、複数の候補者で競争してもらいたい。施設を利用してもらえるよう指定管理者が努力してほしい旨の要望が出された後、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第80号常滑市青海市民センター、常滑市南陵市民センター及び常滑市立図書館指定管理者の指定についてでは、昨年度より1,856万1,347円増額した理由については、光熱水費、人件費、委託料、事務費、本部経費利用料収入減額補填分などが増額したからである旨の質疑、答弁が、次に、図書館、市民センターのPRについては、指定管理者が積極的に推進をする意思を示しているため、通常の事業をする中で浸透していくものと考える旨の質疑、答弁がなされました。 質疑後、図書館、市民センターのPRについて、市のホームページや広報とこなめなどを活用し、市が積極的にやってほしい旨の要望が出された後、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 以上、文教厚生委員会に付託されました6議案についての審査結果の報告といたします。     〔降壇〕 ○議長(稲葉民治) 盛田議員、議案第78号とお伝えするのに、議案第79号と言ったよね。 暫時休憩します。     午前9時45分 休憩     午前9時45分 再開 ○議長(稲葉民治) 休憩を解きます。 ◆文教厚生委員会委員長盛田克己) ただいま、議案の読み違えがありましたので、ここで訂正させていただきます。 議案第79号を第78号と申し上げました。申し訳ありません、第79号に訂正願います。 以上です。 ○議長(稲葉民治) 報告は終わりました。 報告に対する質疑を許します。     (「ありません」の声あり) ○議長(稲葉民治) 質疑を終結いたします。 次に、総務委員会の審査結果の報告を求めます。委員長伊奈利信議員。     〔総務委員会委員長 伊奈利信登壇〕 ◆総務委員会委員長伊奈利信) ただいま一括議題となっております議案のうち、当総務委員会に付託となりました議案第63号から議案第70号までの8件及び議案第75号の計9件の審査結果をご報告申し上げます。 去る15日、委員全員出席の下に委員会を開催し、慎重に審査いたしました。 まず、議案第63号常滑市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定についてでは、匿名加工情報の第三者への情報提供については、他自治体でも事例がなく、安全に管理できるか不明確な部分が多いため、現段階では導入を考えていない旨の質疑、答弁等がなされました。 質疑後、今後、匿名とはいえ、第三者に個人情報が提供されることは、現行の個人情報保護の考えからすると、かなり多くの方に個人情報が広がり、大変危険である。また、個人情報保護審査会チェック機関としての役割が後退するのではないかと危惧しているため反対である旨の反対討論があったため、挙手による採決の結果、賛成多数により原案を可とすることに決しました。 次に、議案第64号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてでは、特別職報酬等審議会については、今年度の人事院勧告において、若年層のみ給料を引き上げることとされたため、開催していない。また、特別職報酬等審議会では、議員報酬について議論をするということが決まっており、期末手当はその対象ではない旨の質疑、答弁がなされた後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第65号常滑市特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正についてでは、質疑、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第66号常滑市職員の定年等に関する条例の一部改正についてでは、定年年齢引上げによる新規採用への影響については、職員の年齢構成に偏りが出ないよう新規採用は続けていき、一定人数は確保していく旨の質疑、答弁がなされた後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第67号常滑市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてでは、現在、対象となる任期付職員については、任期付職員には特定と一般があるが、市役所では、一般任期付職員として、防災危機管理課防災専門員を1人任用している旨の質疑、答弁がなされた後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第68号常滑市職員の給与に関する条例の一部改正についてでは、当分の間、原則として特定日前に受けていた給料月額の7割水準とすることの7割の根拠と、現行の再任用の給料との比較については、現時点の民間企業における再雇用従業員を含む正社員全体の給与水準を参考に国が設定したものであり、例えば一般的な部長職の場合、課長補佐になって7割に減額すると約350万円マイナスになり、現行の再任用制度では、退職前の給与と比べ約640万円マイナスとなるため、大体300万円の差が生じる。また、現行の再任用と定年前再任用の給与に相違点はない旨の質疑、答弁等がなされました。 質疑後、国に合わせて、特例として7割に下げるということだが、現職の職員と同じような業務をするのであれば、今後、7割ではなく引き上げていくよう求める旨の賛成討論があった後、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第69号常滑市職員の退職手当に関する条例等の一部改正についてでは、令和14年度の制度完成までの間の財源の見込みについては、実際に金額を積み上げての計算はしていない。退職するかどうかは職員本人の意向によるものとなるため、毎年度意向を確認した上で予算を計上していく旨の質疑、答弁がなされた後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第70号地方公務員法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてでは、管理監督職勤務上限年齢制の特例により引き続き管理監督職として勤務する職員とはどのような職種が該当するかについては、具体的に想定しているものはなく、今後そのようなプロジェクトが発生したときに検討して決めていく旨の質疑、答弁がなされた後、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 次に、議案第75号常滑市庁舎整備基金条例の廃止についてでは、質疑、討論等はなく、全員異議なく原案を可とすることに決しました。 以上、総務委員会に付託されました9件についての審査結果のご報告といたします。     〔降壇〕
    ○議長(稲葉民治) 報告は終わりました。 報告に対する質疑を許します。     (「ありません」の声あり) ○議長(稲葉民治) 質疑を終結いたします。 以上で各常任委員会の報告及び報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。西本真樹議員。     〔2番 西本真樹登壇〕 ◆2番(西本真樹) 2番日本共産党議員団西本真樹です。 通告に従い、議案第63号常滑市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議案第79号常滑市中央公民館及び常滑市民文化会館指定管理者の指定について、議案第80号常滑市青海市民センター、常滑市南陵市民センター及び常滑市立図書館指定管理者の指定についての3件について、反対討論を申し上げます。 まず議案第63号常滑市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定についてであります。 この条例は、2021年(令和3年)5月19日に交付されたデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律により個人情報の保護に関する法律が改正され、地方公共団体個人情報の保護に関する規律について、2023年(令和5年)4月1日から施行されるため、これまで常滑市が条例で規定していた常滑市個人情報保護条例を廃止し、全国共通ルールとして運用される個人情報の保護に関する法律の規定に基づき、新たに制定された条例であります。 デジタル関連法の中の重要な柱の一つは個人情報保護の改定で、地方自治体個人情報保護条例がそれぞれ設けてきた個人情報保護に関する規則がデータ流通の支障になるとして改定された個人情報保護法の全国的な共通ルールの下に、一元化するとしました。 地方自治体の条例が築いてきた個人情報保護の到達点をリセットさせようとするところが大きな問題であり、今回の本市の条例の改廃は、こうした国の方針に追随するものです。法による共通ルール化の最大の目的は、匿名加工情報制度、すなわち、オープンデータ化と、オンラインによる情報連携地方自治体に行わせることであります。そのため、改定された個人情報の保護に関する法律で規定される事項は、改正法の内容に切り替えられ、収集の制限や目的外利用外部提供などの利用の制限、オンライン結合の制限などの歯止めは振り外されてしまいます。 本市では、行政機関等匿名加工情報の作成、提供制度は、現時点では導入しないとのことでありました。今後、他自治体の事例を参考にし検討していく危険があり、容認できません。 また、第6条に規定される個人情報保護審査会については、現個人情報保護条例では、特定個人情報ファイルの取扱いについて調査審議し、実施機関に意見を述べることができるものでありますが、本条例案では、個人情報の保護に関する法律に規定されている審査会への諮問の一部しか意見を述べることができず、チェック機能としての役割が後退するのではないでしょうか。 したがって、個人情報の保護に関する法律施行条例の制定と従来の個人情報保護条例の廃止は、憲法に基づく情報コントロール点が大きく後退するとともに、チェック機関である審議会機能も縮小させ、地方自治体をも後退させるものであり、本条例に反対をいたします。 次に、議案第79号常滑市中央公民館及び常滑市民文化会館指定管理者の指定について、議案第80号常滑市青海市民センター、常滑市南陵市民センター及び常滑市立図書館指定管理者の指定について反対を申し上げます。 今回の指定管理者の指定については、中央公民館及び常滑市民文化会館は3年間、青海市民センター、常滑市南陵市民センター及び常滑市立図書館は5年間の指定管理期間となっております。 図書館や公民館、文化会館などの社会教育施設は、人々が生涯のいつでも自由に学習機会を選択して学ぶことができる市民の居場所として公が提供しているものであり、長期間の継続性が教育の営みに求められてまいります。 また、社会教育施設は、収益を生む公共サービスではなく、有資格者を自治体自ら雇用して、直営で行うべきであると考えております。今回の両議案の指定管理者の指定については、他の申請団体はなく、従来の1団体のみの申請であり、独占状態になっております。 指定管理者制度は、民間の能力を活用しつつ、住民サービス向上を図るとともに、経費の削減等を図ることを目的としておりますが、競争原理をもって住民サービスの向上を図ることができない状態が長期間続いているのではないでしょうか。 以上のことを鑑み、議案第79号、第80号には賛成することができません。 以上で反対討論を終わります。     〔降壇〕 ○議長(稲葉民治) 以上で通告による討論は終わりましたので、討論を終結いたします。 これより、順次採決を行います。 なお、採決に当たっては、反対討論の通告のあった議案を除き,番号順に一括採決といたします。 まず、議案第54号から議案第62号までの計9件について、一括採決を行います。 議案第54号から議案第62号までの計9件について、各委員長の報告は可決であります。よって、各委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲葉民治) 起立全員と認めます。よって、議案第54号から議案第62号までの計9件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第63号について採決を行います。 本案について、委員長の報告は可決であります。よって、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲葉民治) 起立多数と認めます。よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第64号から議案第78号までの計15件について、一括採決を行います。 議案第64号から議案第78号までの計15件について、各委員長の報告は可決であります。よって、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲葉民治) 起立全員と認めます。よって、議案第64号から議案第78号までの15件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号について採決を行います。 本案について、委員長の報告は可決であります。よって、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲葉民治) 起立多数と認めます。よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号について採決を行います。 本案について、委員長の報告は可決であります。よって、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲葉民治) 起立多数と認めます。よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。-----------------------------------議員提出議案第1号の上程、説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決 ○議長(稲葉民治) 日程第28、「議員提出議案第1号常滑市議会個人情報の保護に関する条例の制定について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。11番都築周典議員。     〔11番 都築周典登壇〕 ◆11番(都築周典) ただいま議題となりました議員提出議案第1号常滑市議会個人情報の保護に関する条例の制定について、提案説明を申し上げます。 提案理由としまして、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律により、個人情報保護関連3法が統合されるとともに、地方公共団体にも適用されることとなりましたが、議会については、改正後の個人情報保護法の適用対象外とされたことから、市議会の個人情報の保護に関し、必要な事項を条例で定める必要があるため、新たに制定することとしたものでございます。 提案内容につきましては、条例の第1章では、総則として目的、個人情報の定義、議会の責務を述べ、第2章では個人情報等の取扱いについて、第3章では個人情報ファイルについて、第4章では開示、訂正及び利用停止について、第5章では雑則について、第6章では罰則について述べております。 また、附則として、この条例は令和5年4月1日から施行するものであります。 以上、何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、議員提出議案第1号についての提案説明といたします。 ○議長(稲葉民治) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(稲葉民治) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(稲葉民治) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。2番西本真樹議員。     〔2番 西本真樹登壇〕 ◆2番(西本真樹) 2番日本共産党議員団西本真樹です。 通告に従い、議員提出議案第1号常滑市議会個人情報の保護に関する条例の制定について、賛成の立場で討論を行います。 本議案は、個人情報の保護に関する法律の改定により、国会や裁判所が法による個人情報の取扱いに係る規律の対象となっていないこととの整合性を図るため、市議会の個人情報の取扱いに必要な事項を定める条例案となっております。 賛成の理由としては、個人情報の対象が請願・陳情の署名簿や参考人供述に、直接請求代表者に関する情報など、住民等から議会へ提供されたもの、傍聴人受付票、市議会への手紙など議会自身が取得した個人情報、退職金を含む議員の経歴などの情報、表彰、年金など議会事務局職員の人事情報などを想定しており、議会として知り得た個人情報が限定的であることにより、賛成といたしました。 ただし、不安もあります。知多半島の他市町の議会ではじっくりと議論を行い、来年の3月議会で上程されるという情報もあり、もう少し議論されるべきではなかったかと思います。一例としては、常滑市個人情報保護条例に規定されているオンライン結合の制限が記載されていないこと、また、条例案第16条の匿名加工情報内にも第1条、第15条と同じように第三者に提供してはならないと規定してもよかったのではないかと思われます。 今後、市議会におかれましては、時期を見て条例の見直しを行っていただき、より個人情報の取扱いについては慎重にしていただきますよう申し上げまして、賛成の討論を終わります。     〔降壇〕 ○議長(稲葉民治) 以上で通告による討論は終わりましたので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲葉民治) 起立全員と認めます。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。-----------------------------------意見書案第1号の上程、説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決 ○議長(稲葉民治) 日程第29、「意見書案第1号再審法(刑事訴訟法再審規定)改正を求める意見書の提出について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。11番都築周典議員。     〔11番 都築周典登壇〕 ◆11番(都築周典) ただいま議題となりました意見書案第1号再審法(刑事訴訟法再審規定)改正を求める意見書の提出について、提案説明を申し上げます。 冤罪は、国家による最大の人権侵害の一つであり、個人の尊重を最高の価値として掲げる日本国憲法の下では、無実の者が処刑されることは絶対に許されず、冤罪被害者は速やかに救済されなければなりません。 しかしながら、再審は、誤判により有罪判決を受けた冤罪被害者を救済することを目的とした制度であるにもかかわらず、現行の法律では捜査等で集められた証拠を開示する規定が明文化されておらず、真実を明らかにすることが難しいのが現状であるとともに、長い年月をかけて再審開始決定を得ても、検察官の不服申立てによって審理が長期化することも課題の一つと捉えています。 したがって、人権保護及び冤罪被害者救済の観点から、国及び関係機関において、諸課題の整理を進め、再審法の改正を速やかに行うよう、国に対して意見書を提出したいとするものであります。 なお、意見書の内容については、意見書案のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。 以上、何とぞ議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、意見書案第1号の提案説明といたします。 ○議長(稲葉民治) 暫時休憩します。     午前10時15分 休憩     午前10時17分 再開 ○議長(稲葉民治) 休憩を解きます。 お願いします。 ◆11番(都築周典) 私も読み間違えまして、訂正をさせてもらいたいと思います。 無実の者が処罰されることは絶対に許されずというところを、処刑と言ってしまったそうですので、訂正をいたします。どうもすみませんでした。 ○議長(稲葉民治) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(稲葉民治) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(稲葉民治) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。2番西本真樹議員。     〔2番 西本真樹登壇〕 ◆2番(西本真樹) 2番日本共産党議員団西本真樹です。 意見書案第1号再審法(刑事訴訟法再審規定)改正を求める意見書の提出について、賛成討論を行います。 再審は、無実の人が救済される最後のとりでです。罪を犯していない人が犯罪者として法による制裁を受けている冤罪は、人生を破壊し、人格を否定すると同時に、法制度自体の正当性を失わせるものであります。 冤罪については、1990年、女児が殺害、遺棄された足利事件は2010年に、1967年の強盗殺人による布川事件は2011年に、1997年殺害された東電OL殺人事件は2012年に、1995年、女児を殺害したとされた東住吉事件は2016年に、無期懲役という重罰事件の再審無罪が続きました。1985年に起きた殺人事件の松橋事件は2019年に、2003年に入院患者を殺害したとされた湖東記念病院人工呼吸器事件は2020年に、再審無罪が確定いたしました。1966年に放火殺人事件の疑いをかけられた袴田巖さんは、2014年に死刑及び拘置の執行停止が決定いたしましたが、今なお再審中であります。また、現在においても、1961年に5名死亡、12名が重軽傷を負った名張毒葡萄酒事件、2006年に成績調査書の改ざんを示したとされる天竜林業高校成績改ざん事件、2002年に男児を殺害、遺棄したとされている豊川幼児殺人事件などは、再審を申立て審議中です。 冤罪が疑われる事件は氷山の一角であり、後を絶ちません。本意見書に書かれているように長い年月をかけて再審開始決定を得ても、検察官の不服申立てによって審理が長期化している現状があります。無実の人を誤った裁判から迅速に救済するためにも、意見書案第1号再審法(刑事訴訟法再審規定)改正を求める意見書の提出について、議員各位の賛同を求め、賛成の討論といたします。     〔降壇〕 ○議長(稲葉民治) 以上で通告による討論は終わりましたので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(稲葉民治) 起立全員と認めます。よって、意見書案第1号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議員の派遣について ○議長(稲葉民治) 次に、日程第30、「議員の派遣について」を議題といたします。 本件につきましては、資料のとおり、地方自治法第100条第13項及び会議規則第165条第1項の規定により、議員を派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(稲葉民治) ご異議なしと認めます。よって、本件については、議員を派遣することに決しました。----------------------------------- △市長挨拶 ○議長(稲葉民治) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしましたので、会議を閉じることにいたしたいと思います。 閉会に当たりまして、市長から挨拶の申出がございますので、これを許します。市長。     〔市長 伊藤辰矢登壇〕 ◎市長(伊藤辰矢) 議長のお許しをいただき、閉会に当たりましてご挨拶を申し上げます。 本定例会につきましては、去る12月6日から本日まで15日間にわたり開催していただき、また、ご提案申し上げました各案件につきまして、慎重にご審議をいただき、原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。 さて、令和4年12月議会の閉会に当たり、今年1年を振り返ってみますと、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症に大きな影響を受けた年ではございましたが、国が10月から観光産業を中心とした経済の活性化を図る施策を開始し、入国者数の上限撤廃、個人の外国人旅行客の入国解禁など、新型コロナウイルス感染症の水際対策が大幅に緩和されました。 10月の訪日外国人は49万9,000人で、前の月の倍以上となり、中部国際空港におきましても12月の国際旅客便数は、昨年の17便から70便に大きく回復しております。国内旅行においても、全国旅行支援が開始されたことにより10月の日本人宿泊者数は、今年1月から延べ人数で約4,210万人となり、昨年10月より32.5%の増加、コロナ禍前の令和元年度10月より5.8%の増加となりました。 年末の風物詩である「ユーキャン新語・流行語大賞」は、一昨年は大賞が「3密」で、トップテンのうち、半分以上は新型コロナウイルス感染症に関する言葉が選ばれ、昨年も、トップテンのうち2つは新型コロナウイルス感染症に関する言葉でしたが、今月1日に発表された新語・流行語大賞は、ヤクルトスワローズの村上選手の活躍をたたえる「村神様」が選出され、新型コロナウイルス感染症に関する言葉はトップテンにも入りませんでした。 また、コロナ禍で自粛していたイベントも、3年ぶりに開催するといった話題を新聞などで目にする機会も増えてまいりましたことから、大きな流れとしては、ウィズコロナ、アフターコロナの段階に入ったと感じます。 しかしながら、直近では、国内の新規感染者数と1日当たりの死者数は増加の傾向が見られます。報道によりますと、現在の感染の主流であるオミクロン株BA.5に代わり、同じくオミクロン株の1種、BQ.1やBQ.1.1といった免疫をすり抜ける性質を持つ新たな変異ウイルスが検出されているとのことで、再び感染が拡大することが懸念されます。 愛知県におきましては、新規感染者数が今週に入ってから再び増加傾向となり、1日の入院患者数の増加などを受け、今月8日から来月1月15日までを期間とする県独自の「医療ひっ迫防止緊急アピール」を発出し、県民への注意喚起を呼びかけているところでございます。常滑市民病院におきましては、新型コロナウイルス感染症関連の入院患者数及び救急外来の患者数はほぼ横ばいの状況でございますが、本市の1日の新規感染者数が100人を超える日もあり、市内小学校では学級閉鎖になっているところもございます。 今の季節は、気温が低く、空気が乾燥しており、感染症が流行する条件が重なっております。年末年始にかけて人の集まる機会も増えることから、市といたしましても、改めて密閉・密集・密接の3つの密を避ける、適宜、換気をするなどの基本的な感染防止対策の徹底を市民の皆様に呼びかけてまいります。 また、感染防止対策の一つでありますオミクロン株対応ワクチンの接種状況につきましては、12月19日時点で、全市民の28.7%、1万6,812人の方が接種を終えております。ワクチンの接種期限は現時点で令和5年3月末となっておりますが、この冬はインフルエンザとの同時流行も懸念されることから、ワクチン接種を希望する方に対して、早めに接種していただくようお願いするとともに、常滑市医師団にも引き続きご協力をいただき、速やかな接種に努めてまいります。 先週から一段と気温が下がり、冷え込みが厳しくなってまいりましたので、議員の皆様におかれましてもご自愛くださいますようお願いするとともに、今後も市政運営に対しましてご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げて、閉会の挨拶とさせていただきます。皆様、どうもありがとうございました。     〔降壇〕----------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(稲葉民治) これをもちまして、令和4年第4回常滑市議会定例会を閉会いたします。     午前10時28分 閉会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和4年  月  日                  議長  稲葉民治                  議員  伊藤 直                  議員  中村崇春...